起源は、
釈迦の入滅後、悲しんだ弟子たちが遺体を守りながら夜通し説法を行ったという故事によるのが通説だが、『
古事記』に記された
天若日子(あめのわかひこ)の葬送を起源とする説もある。古代日本で行われた
殯に由来するとも言われる。通夜は本来、夜通しで行うとされるが最近では夜6時ごろから9時ごろまで一般の参列者を招き僧侶の
読経も1回のみという形の『
半通夜』にする場合が多くなってきている。その後は、翌日の葬儀まで、近親者が夜通し付き添うのが習わしになっている。
通夜は遺体を納棺した後祭壇を組んで行う。最近は寺院や葬儀専用ホールなどで行われることが多く、自宅あるいは葬祭場などで遺体を納棺した後、寝台車で式場へ搬送し祭壇に安置する。
地方によっては、通夜を行わない風習を持つ地域もある(
秋田県の一部など。
秋田市では一般的に
火葬を行ってから、通夜(
逮夜)・
告別式を行うことが多い)。また、昼間に勤務などで告別式に参列できないなどで、近親者以外は通夜のみに参列し、告別式には参列しないのが一般的な地域もある(
北海道の一部の地域など)。逆に通夜は近親者のみ参列し、一般の参列者は葬儀にのみ参列するのが一般的な地域もある(
東北地方の一部の地域など)。但し、これらの事情は絶対的なものではないので、地域の事情と異なる方へ参列しても無礼となることではない。なお、通夜と告別式の片方に参列すれば義理を果たしたと言うとらえ方が一般的であり、近親者や親友など以外の人が両方に参列することは、現在ではあまり多くない。